はんだ付けの極意とは?

はんだ付け練習中の教え子

 はんだ付けによる配線組立は、安価で信頼性が高く、非常に多く使われていますが、「熟練を必要とする」という大きな欠点があります。

はんだ付けとは「合金」を作る作業

 はんだ付けとは、「はんだ」を付けるのではなく、「はんだ」と「付ける金属」の「合金」を作る作業だと思ったほうが正しいです。

 つまり、簡単にいえば「現在の錬金術師」になる修行であり、その修行は、道具、温度、タイミング、はんだの状態、付ける材料の熱伝導率や熱容量、はんだを離すタイミング、はんだごてを離すタイミング、はんだが完全に固まるまで動きを止めるテクニックと、書くと大変な鍛錬が必要です。

実際は数をこなせば上達する!

 少し脅しましたが、実際は回数をこなせば必ず上達します。よっぽど不器用だと向いていないかも知れませんが、その場合は、はんだ付けしなくても済むブレッドボードによる実験や、プリント基板を作成するなどの方法もありますので何とかなります。

 簡単な手順を下の図に示しますが、いちばん大切なのは、はんだ付けする材料の両方を同じ温度に加熱することと、はんだを付けるのではなく、流し込むことです。

  • 付ける材料の両方(全部)を同じ温度になるように加熱する(数秒間)
  • その接点に「糸はんだ」を素早く当てて溶かして流し込む
  • 糸はんだを先に離す
  • 次の瞬間はんだごてを離す
  • はんだが完全に固まるまで動かさない
はんだごての先を銅箔と部品の足の両方に当てて数秒間加熱する
はんだごての先と銅箔と部品の足の交点に糸ハンダを溶かし込む
糸ハンダを先に離す
はんだごての先を離してハンダが固まるまで動かさない

はんだ付けの良い例と悪い例

はんだ付けの悪い例

プリント基板やユニバーサル基板にはんだ付けする際のリード線の長さ

私がはんだ付けして製作した基板
教え子が生まれて初めてはんだ付けして製作した基板
(いくらか私が修正しています)

ユニバーサル基板を使った電子回路組立はこちら

コメントを残す