ArduinoでDF player miniを動かし音声再生

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DF player mini音声再生基板の写真 電子工作
DF Player mini音声再生基板

 300円~1200円程度で買えるDF player miniを使うと、microSDカードに記録したがMP3やWAVなどの音声(または音楽)データを簡単に高音質で再生できます。

 難点は、Amazonで互換品を買うと、結構な割合で不良品が混ざっていることです。歩留まり率でいうと、最悪で50%すなわち、2個に1個が不良品です。

 特に最悪なのが、microSDカードのソケットがGNDに接続されているのですが、その足がマイコンから制御データを受信するRXピンとショートしている割合が高いのです。

DF player mini互換品の赤丸部分がショートしていることが良くあるので注意

 このショートは下手をするとDF player miniのみならず、マイコンやマイコンに電源を供給している3端子レギュレーターまで破壊します。

 完全にノーチェックで出荷して、文句を言われたら、最悪渋々交換すれば良いと思っている、とある国の人々は、本当に厄介です。

 秋月電子通商で購入したDFrobot社製の正規品では、不良品に当たったことは今までありませんので、初めて使う方は、値段が税込1050円(2024年8月時点)と少々お高めですが、安心料だと思って正規品を購入されることをお勧めします。

DF player miniはマイコンを使わなくても結構使えます

 ただし、マイコンを使わないと、電源投入時は最大音量で鳴るため、心臓に良くありません。音量下げボタンを付けて長押しすれば、徐々に音量を下げることができますが、電源を切ると最大音量に戻ってしまうため、互換品のArduino nanoなどのマイコンを使えば、500円程度で鳴る前に音量を30段階に変えられますので、マイコンを使う価値はあります。

 マイコンを使わないと、選択できる曲数は最大で14曲で、しかも値の中途半端な抵抗器が必要なうえ、そのままでは複数のボタンを同時に押すと誤選曲します。

 マイコンを使えば、最大最大99フォルダの各999曲を選曲できるようですが、試したことはありませんので、自己責任でお願いします。

 互換品はチップや内部のファームウェアが違うようで、応答時間が違ったり、フォルダの中のファイルの扱いが違ったりして、そのままでは動かない場合があるので注意が必要です。000から999のファイル名とか、ファイル名を無視して書き込んだ順だったり、良くわかりません。

 まあ、逆にファイル名を無視してくれると、わかりやすい日本語のファイル名を付けられたり、ファイル名を付けなおす手間もなくて良かったりもします。

DF player miniをArduino UNOのシールドとして製作した例
Arduino nanoとDF player miniに選曲ダイヤルと手動ボタン(次曲/音量アップと前曲/音量ダウン)を付けた製作例

microSDカードスロット中央の窪みは不良品の印として付けられたか?

 こんなのを平気で商品として出荷して来る、ある国の人っていったい???返品された不良品をノーチェックで送ってくる別のある国の考え方って??

DF player miniとArduino nanoにステッピングモータードライバーとDCモータードライバーを付けた喋るロボットの基板
上の基板の裏面(配線面)
DF player miniとArduino nanoに防犯用のセンサーとのフォトカブラとステッピングモータードライバーを付けた動いて喋る警報装置の基板
別の喋る警報器の基板
ケース加工に失敗したDF player mini自作音楽プレイヤー
失敗したケース自動加工中の写真
失敗した加工中のケース
防犯音声警報装置の試作基板
その基板の裏面(配線面)
最新作のD級ステレオアンプを内蔵したDF player miniとArduino nano用音楽再生基板