これからArduinoマイコンを使うなら、まず最初にArduino unoを使うのが良いと思います。
unoはイタリア語で”1″の意味です。つまり、Arduino unoは最初のArduinoという意味です。
Arduinoは、「アルドゥイーノ」または「アルディーノ」または「アルデュイーノ」と読みます。
その特徴は、プログラミング初心者にとっての使いやすさ、パソコンがあれば開発に必要なソフトウェアが無料で使えること、世界中で使われていることから情報が豊富であることです。
大昔にはマイコンは最低でも10万円ほどかかり、使い勝手もとても初心者が使えるようなものではありませんでしたが、Arduinoは互換品が千円ちょっとで買え、正規品でも今は2千円程度で買えるものもあります。

Arduinoマイコンは簡単に使える!
Arduinoマイコンのソフトウェア(プログラム)は、「スケッチ」と呼ばれ、プログラムよりも簡単に作ることができるので、そう呼ばれているのだと思います。
絵の世界でも、「絵画」よりも、「スケッチ」のほうが簡単ですよね?まあ、どっちにしても絵を描くセンスの欠けている私には難しいですが、出版社の場合は、私が内容がわかる程度に描けば、あとは向こうが何とかしてくれるので、学校の授業以外で、特別困ったことはありません。
私が小学生の時に、図工の先生に「色使いが独特で素晴らしい」って褒められたことがありますが、ちゃんと描けば描けるピカソのようには絶対になれません。
おっと、話が横道に逸れましたが、Arduinoマイコンのスケッチの開発は、アルディーノ財団のホームページから無料でも(財団が続けられるように寄付してあげてください)ダウンロードできますので、ほかに必要なのは、Windows10以降(2025年10月でサポート対象外になりますのでWindows11が良いと思います)、iOS9以降のMac、Linuxパソコンと、使いたいArduinoのコネクタに合ったUSBケーブルだけです。

開発に必要なソフトをインストールする
Arduinoマイコンのスケッチを作るのに必要なソフトウェアは、Arduino財団のホームページからダウンロードできます。
トップページから、上のメニューの「Software」を選択し、「Download」を選択して、パソコンの種類を選び、普通は「Windows Installer」をダウンロードして開けば、あとは質問に沿って自動的にインストールされます。インストールしなくない場合は、「Windows ZIP」を選べは、圧縮ファイル形式で任意のフォルダに展開し、「Arduino IDE」をダブルクリックすれば起動します。
Arduinoマイコンを使ってみる
Amazonや秋葉原の秋月電子、マルツパーツ館、スイッチサイエンスなどでArduinoマイコンを入手し、ダイソーなどでUSBケーブルを買ってくれば、すぐにとりあえず試せます。


Arduino IDEにはすぐに試せる「スケッチ例」がある


Arduinoには追加機能を簡単に使える「ライブラリ」が充実している
Arduinoマイコンには、得意な人がプログラミングして、無料で公開してくれている「ライブラリ」が充実していて、追加機能を数行のスケッチで簡単に使うことができます。
また、ライブラリをインストールすると、自動的に「スケッチ例」もインストールされますので、すぐに追加機能を試すことができます。

唯一の欠点はメニュー以外は基本的に「英語」
ただし、Arduino IDE自体は「日本語」に対応しているものの、「ライブラリ」などの説明は基本的に「英語」です。私は、最初に就職した会社がアメリカのスーパーコンピューターメーカーでしたので、英語でも何とかなりますが、専門学校で教えている学生を見ると、よっぽど嫌なんだなと思います。
世界中で使われて日本でも多くの人が使っている
でも、日本にも、Arduinoを使っている人は大勢います。私も、その一人ですが、インターネットでクグれば、たぶん、あなたの使ってみたい追加機能を公開している人がいらっしゃるでしょう。
Arduinoマイコンを本格的に習いたい人は?
私も時々Arduinoセミナーを開催していましたが、新型コロナウイルス蔓延以降は一度も開催していません。その代わり、オンラインで相談したり、みんなでワイワイ話したり、秋葉原近くでオフ会なども予定していますので、ぜひdenshikan.netのほうもご覧ください。
企業や団体などでセミナーを開催して欲しい方
クラウドソーシングの「ランサーズ」で、技術セミナーを受注しています。お手軽にというわけには参りませんが、実際に色々なスケッチや追加機能を試しながら、レベルによって、自動制御、自動計測、動く体験型展示物などに応用することができます。
また、コンサルティングも「ランサーズ」でお受けしていますので、ぜひともご覧ください。こちらは基本的に企業様・団体様が対象ですので、あしからずご了承ください。