


コイルは、エナメル線やポリウレタン線(マグネットワイヤー)などの絶縁された電線を巻いたもので、空芯(巻いただけ)と、磁心(鉄心やフェライト芯などに巻いたもの)があり、磁心があるほうがコイルの性質が強くなりますが、ひずみなどの特性が悪化するため、必要なインダクタンスが小さい場合は空芯が、低周波で使う変圧器(トランス)のように必要なインダクタンスが大きい場合は鉄心が、その中間の周波数(数百kHz~数十MHz)では、鉄粉と粘土を焼いて固めたフェライト芯が使われることが多いです。


コイルには、電流を磁気に変換する作用と、逆に磁気を電流に変換する作用があり、電流と磁気の変化が遅れる(遅相)ことから、電流の流れを緩やかにしたり(チョークコイル)、電流を磁気に変換して磁気を再び電流に変換する変圧器(トランスフォーマー:巻数比で電圧を上げたり下げたりできる)、電磁波を電流に変換するアンテナ(AMラジオや電波時計などに使われている)、電流を磁力に変換してワイヤレスでエネルギーを送り磁力を電流に戻して充電するスマートフォンなどのワイヤレス充電(Qiなど)色々な利用法がありますが、電子回路では、スピーカーの低音と高音を分離するスピーカーネットワークや、電波を周波数帯の違いで分離する地上波/BS/CS分波器などにも使われます。
- 電流を平均化する(チョークコイル)
- 電圧を変換する(変圧器=トランス)
- 低周波だけを通す(ローパスフィルタ)
- 電流を磁気に変換する(電磁石)
- 磁気の変化を電流に変換する(発電機)
- 電磁波と高周波電流を変換する(アンテナ)






















